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【Incrementsで働く Vol.4:伊藤敬彦(エンジニア)】Qiita:Teamにおける検索精度の改善に貢献

伊藤敬彦(いとう・たかひこ)/企業のR&D(研究開発)を経て2017年にIncrementsに入社。検索技術に関する知見を活かしてQiita:Teamの検索機能の改善に携わるだけでなく、そのほかの開発業務にも関わっている。

「エンジニアリングを重視したチームで開発がしたい」と思ったのをきっかけに、Incrementsに入社した伊藤さん。検索技術に関する専門性を活かしてQiita:Team(キータ・チーム)の検索改善に取り組むだけでなく、検索以外の開発業務にも携わっています。今回は、伊藤さんをお迎えして、Incrementsでの仕事について伺いました。(記事の内容は2017年8月取材時のものに基づきます)

文/Work:Q編集部 撮影/松木雄一


「エンジニアリングを重視したチームで開発がしたい」からIncrementsに入社


 

Incrementsで働く Vol.4:伊藤敬彦(エンジニア)

――編集部

それでは早速なのですが、入社以降どのようなお仕事をされているのか教えてください。

――伊藤

入社からしばらくは、Qiita:Teamの検索機能の改善に取り組んでいました。いまはQiita:Teamの機能追加に携わっています。開発業務については「これだけをやる」みたいな感じではなく、いろいろあるタスクをこなしていくことが多いですね。

――編集部

専門的な話になるかもしれませんが、検索機能についてはどのような改善をしたのか、具体的に教えてもらえますか。

――伊藤

検索精度や使い勝手の部分になります。Qiita:Teamで共有された情報をそれまでよりも取り出しやすくしました。例えば検索精度では、検索クエリを出すと、1ページ目に意図している記事が出るくらいにまで改善しました。少しはユーザビリティが良くなったと思います。

とは言え、過去に見たページにダイレクトに飛べるようにするとか、検索結果の保管とか、まだいろいろと改善点があるので、より良いものにしていきたいです。

――編集部

Qiita:Teamの検索精度については、導入された企業から「良くなった」という評価もいただいて、伊藤さんの専門性が発揮されている成果だと思います。Incrementsへの転職は、専門知識を活かす場を求めてといった理由だったんでしょうか。

――伊藤

「エンジニアリングを重視したチームで開発がしたい」と思っていたのが理由です。ちゃんとエンジニアリングに取り組んでいる会社を探していて、Incrementsへの転職を決めました。

――編集部

伊藤さんが言う「ちゃんとエンジニアリングに取り組んでいる」というのは、どういったものを指しているんでしょう。

――伊藤

エンジニアリングの環境が重要視されている、ということですね。例えばIncrementsの採用ページを見ると、「作業を自動化する」、「属人性を減らす」、「重要な価値に集中する」といったことが書かれているんですが、ソフトウェア開発に真摯に取り組んでいる姿勢が伝わってきました。

実際にIncrementsで働いてみてそれは実感しています。「動く分にはこのコードで大丈夫」というところがあっても、「将来のために手を入れよう」とコードレビューで洗い出されます。それはとてもいいことだなと思います。

ちなみにコードレビューしてもらう時に感じたんですが、みんな気さくに、人に配慮したコードレビューをしてくれますね。

――編集部

「お互いに謙遜、尊敬、信頼していることを前提としよう」とする「HRT(※)」という指針がIncrementsのバリューにはあります。コードレビューにもそれが現れているんでしょうか。

※:書籍『Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか』にある考え方。HRTは、Humility(謙遜)、 Respect(尊敬)、Trust(信頼)の3つを意味しています。

――伊藤

そうだと思います。ちゃんとコードを書いた人の意図を汲みながら、改善点があれば、建設的に一つずつ指摘していく感じですね。しっかりコードレビューをしてもらうことで、高い品質の成果物につながりますので、結果としてやりがいも得られています。

どこでもパフォーマンスが出せるエンジニアに

Incrementsで働く Vol.4:伊藤敬彦(エンジニア)

――編集部

やりがいという言葉が出ましたので、お聞きしたいのですが、伊藤さんの仕事におけるやりがいについて教えてください。

――伊藤

検索周りの開発だけにとどまらず、フロントエンドなど、専門外の仕事もあって、技術の幅が広がりますし、やりがいになっていますね。

JavaScriptやCSSは得意じゃなかったんですけど、調べながら仕事ができるっていうのは楽しみでもあります。それでレビューがきついと辛いんですけど(笑)、そういうこともないですから。「伊藤さんの書き方もあるけど、こっちの方がシンプルになるよ」って感じで、指摘してくれるので助かってます。

また、Qiita:Teamの検索精度が上がったっていうコメントをSNSで見ると、いちエンジニアとして良かったなと思いますね。これはユーザーがたくさんいるサービスならではの醍醐味です。次の機能についても、リリース準備(※)しているものがあるので、そちらも反応が楽しみです。

※編集部注:後日、ファイル添付機能としてリリースされました。

――編集部

人によっては専門外の仕事を依頼されると、敬遠してしまうこともありますよね。そこを楽しめるかどうかっていうのは、Incrementsで働く上で大切なポイントなんでしょうか。

――伊藤

そう思います。もちろん専門性があるに越したことはありません。でもエンジニアによっては、専門性が発揮できる場所をあらかじめ用意されていないと、パフォーマンスが出せなかったりもします。僕は、一般的なエンジニアには基本的に持っておくべきスキルがあると思っていて、「どこでもパフォーマンスが出せるように、もっとスキルの幅を広げないと」と感じていました。

Incrementsに入る前までの仕事では、HTMLやCSS、JavaScriptなどは、深く触る機会がなかったですし、専門的な知識を持っている人からレビューを受けながらやる機会もあまりなかったので、仕事でやれたのはありがたいです。30代後半でも仕事を通じて学べる環境があるのは、とても励みになります。

「みんなが困っているなら手伝おう」といったマインド

伊藤さんは、プライベートで文書の自動検査ツール「RedPen」を開発している。

――編集部

働く環境や社風についてはいかがでしょうか。

――伊藤

働きやすさでは、子供を夕方、病院に連れていかなければならない時があったりするので、フレックス&コアタイム制度(※)でフレキシブルに対応できるのがいいですね。社風としては、明るく楽しい職場って多いと思うんですけど、IncrementsはSlackを見ていても、あまりハッスルしないです(笑)。冷戦とか熱戦が起こらないであろうという安心感があります。

何か議論をする際にも、落としどころを建設的に考えるマインドを持っている人が集まっているので、議論の目的を忘れて言い合いになって、収拾がつかなくなる…といったことがないですね。相手の良さを認めつつ、とは言え、「こっちの方がいいと思う」みたいに、上手にまとめられる人が多いです。

※:Incrementsでは13時~17時をコアタイムとしている

――編集部

これから一緒に働くとしたら、どんな方とやっていきたいですか。もしくは、こういった人がIncrementsだと向いているという人材像みたいなものを教えてください。

――伊藤

スキルを持っていることはもちろんなんですけど、規模の小さい会社なので、専門性を追求するだけでなく、依頼された仕事をやることにストレスを感じないっていうのはありますね。得意分野でやりたいことをやるっていうのは悪いことではないんですが、それプラス「みんなが困っているなら手伝おう」といったマインドを持っているといいと思います。

――編集部

いわゆるT型人材の人が向いている感じでしょうか。

――伊藤

そうですね。何百人もいる会社じゃないので、専門家だけで問題が解決できなくて、みんなで協力して解決するというケースもなきにしもあらずなので。

そうなった時に「これは自分の仕事じゃない」というよりは、「ちょうどいい機会だから勉強がてら手伝います」みたいな人だと楽しめますよ。

――編集部

最後にプライベートの話題について少し教えてください。どういった過ごし方をされていますか。

――伊藤

家族サービスをしていますが、子供が5歳で手がかからなくなってきたので、夜な夜なコードを書いたりなんかもしています。

――編集部

伊藤さんは、オープンソースソフトウェアである文書の自動検査ツール「RedPen」を開発されているんですよね。「夜な夜な」というのは、そちらの活動をされているんでしょうか。

――伊藤

実はこの間までドラクエをやっていて(笑)、最近、RedPenの活動を再開してます。エラーのレベルを選択できる機能開発がそろそろ終わりそうなので、案内できると思います。

――編集部

ドラクエはみんなやってるようですね(笑)。RedPenについては、伊藤さんのQiitaに記事が公開されていますし、Twitterもありますね。興味のある方はぜひチェックしてみてください。伊藤さん、本日はありがとうございました!


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