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【Incrementsで働く Vol.6:中根美香(デザイナー)】「ユーザーにQiita Teamの価値を提供する」デザインに取り組む

Incrementsデザイナー中根美香

中根美香(なかね・みか)/アプリケーション開発会社を経て2015年にIncrements入社。デザイナーの知見を活かして、Qiita TeamのUIやUXの改善に携わるだけでなく、Qiita Teamのスクラムマスターを担当している。

Incrementsの社員を紹介する企画。今回はQiita Teamのデザインを担当している中根さんに登場いただきます。「一つひとつ意味のあるデザインを心がけていきたい」というデザイナーとしての仕事について、入社のきっかけ、Incrementsでの働き方など伺いました。
(記事の内容は取材時のものに基づきます)

日常になじむ形でQiita Teamに価値を感じてもらいたい

Qiita Team デザイナー中根美香

──中根さんは、現在デザイナーとしてQiita Teamを担当されています。具体的にどういったお仕事をされているんでしょうか。

中根:イメージしやすいように、少し前にリリースした添付ファイル機能を例にお話しますと、iPhoneやAndroidといったモバイルでも、閲覧できるだけじゃなくて、ちゃんと使い勝手が良くなるようにするのに、私の方でかなりデザイン面で気を使いました。

一方で、そういった使い勝手のデザインだけでなく、フレームワークを使って効率よくたくさんの施策を試したり、お客さまの声を聞くなど、「そもそもユーザーに価値を提供するためには、Qiita Teamにどういったデザインが求められているのか」という本質的な課題を探るように意識して仕事をしています。

──フレームワークを試すというのは、具体的にどういった取り組みなんでしょうか?

中根:フレームワークを試す一例としては、勉強も兼ねて『101デザインメソッド』という書籍に書かれている内容を、端から実践してみるといったことです。こういったトライができるというのは、Incrementsの良いところだと思います。

──もう一点、お客さまの声を聞くという取り組みはどういったものなんでしょうか?

中根:前述のフレームワークを試す取り組みから得られた仮説を検証するために、直接10社くらいのお客さんのところにヒアリングに行って、2時間インタビューをさせてもらい、その内容の傾向を調べるといった施策です。お客さまの話を聞くと、私たちの想像で判断しているところもあって、学びが得られました。

Qiita Teamの分析

インタビュー後の分析結果の一部

いまはそういった調査の段階を終えて、手を動かしてどんどんより良くなるように開発していくというフェーズに入っていますので、一生懸命手を動かしています。

──「より良くなるように開発」というのは、デザイナーである中根さんなりのビジョンみたいなものがあったりするんでしょうか?

中根:個人的な意見になるんですけど、より日常になじむ形でQiita Teamに価値を感じてもらいたいんです。そのためには、Qiita Teamを気持ちよく使ってもらえるようにデザインしていかなきゃいけないなって思うんです。

なので、先ほど話した調査の結果を踏まえながら、ちゃんとQiita TeamにUXやUIとして落とし込んでいきたいです。でもその落とし込みが大変で、四苦八苦しながらやっています(笑)。

たくさんの価値を生み出すエンジニアの仕事をサポートする

──そもそも中根さんがIncrementsに入社されたのはどういったきっかけなんですか?

中根:QiitaやQiita Teamは知っていて、転職サービス経由で入社に至ったんですが、そもそもはビール屋さんですね(笑)。

──ビール屋さん?

中根:クラフトビールのお店があって、そこのオーナーと仲が良かったんですけど、オーナーが東峰(※)さんと友達で。オーナーに「転職先を探している」と言ったら「東峰君のところで募集してるから受けてみたら? 中根さんだったら合うと思うから」って。

※:QiitaやQiita Teamのデザイナー兼コミュニティマネージャー。

──それは縁かもしれませんね(笑)。

中根:そうなんです(笑)。実際に面接を受けて話をしてみたら、やりたいことが一致したんですよね。そもそも私のやりたいことっていうのが、グラフィックデザインよりも、UIやUXを考えて、一つひとつ意味のあるデザインをしたかったっていうのがあったんです。前職では受託メインだったので、そのあたりについては独学で実践していたんですけど、なかなか難しい面もありまして。

Incrementsに入社できたら「ユーザーにしっかり価値を提供していく」というデザインを追求していきたかったので、そのために勉強もしていくつもりでした。その点を踏まえて、一緒にやっていこうっていう話になり入社に至ります。

──その思いがフレームワークを試してみたり、お客さまの話を聞きに行くといった行動につながっているんですね。納得しました。

では、少し話を変えて、実際に入社して実感している、「こんな人がIncrementsに合っている」というような人物像や、中根さんの「仕事でのやりがい」について教えてもらえますか。Incrementsで働くことに興味を持っている方もいるかもしれないので。

中根:人物像としては、エンジニアやエンジニアリングが好きだったり、尊重できる人でしょうか。私がまさにそうなんです。例えば「電気のオンオフを忘れがちだから、スイッチに『忘れるなシール』貼ろう」といった発想が普通だとすると、エンジニアは「この時間になったら自動的にオフにする仕組みにしよう」っていう発想で仕組みを実現できる。そういった物事に対する目線や考え方の違いが好きだし尊重したいんです。

エンジニアの発想が実現できれば、効率的になったり、便利になったり、たくさんの価値を生み出せるので、そのお手伝いをできるっていうのがIncrementsで働くやりがいにつながると思います。

Incrementsのエンジニアをサポートすることで、QiitaやQiita Teamの開発がしやすくなりますし、QiitaやQiita Teamを使ってもらっているエンジニアにもより良いサービスが届けられるようになりますから、そういった点に共感してもらえる人なら楽しく働けますよ。

──「Incrementsの社風ってどんな感じですか」って聞かれたら、どういう風に答えますか? ほかのメンバーだと「フラット」といったワードはよく耳にしますよね。

中根:フラットですね。海野さん(Increments代表取締役)にも、メンバーにも気さくに何でも言えますし。私が入社して思ったのは、みんな人当たりがいいということでしょうか。最初は「エンジニアなら誰でも知っているQiitaを開発するIncrements」みたいな、構えていたところがあったんですよね。おかしな質問したら怒られるんじゃないかとか(笑)。

でも、実際は質問すれば喜んで教えてくれるし、答えるのが好きっていう人たちなんです。Slackで開発に関する質問をしたり、Qiita Teamの日報で困っていることを書いておくと、エンジニアのみんなが我先に答えてくれるのは、すごく助かってます。

そこはやっぱりQiitaやQiita Teamを開発しているエンジニアだけあって、コメントに対して答えたり、ドキュメントをQiitaやQiita Teamで書いたりして、考え方やノウハウの共有に前向きに取り組んでいるんですよね。そういった知見を残して役立てていくというのは、Incrementsのカルチャーになっていると思います。

リモートワークやフレックスを有効活用

──プライベートに関してもこれまで登場いただいた皆さんに聞いているんですが、プライベートの過ごし方についても教えてもらえますか。仕事とプライベートのオンオフはいかがですか?

中根:リモートワークやフレックスを活用して、生活と仕事が上手く回るように意識的に調整しています。いまは、朝、自宅でSlackやメールをチェックして仕事を開始、昼あたりにオフィスに移動して続けて仕事というパターンが多いですね。

※:Incrementsのリモートワークについての記事はこちら

実は自宅の周りにはスーパーがなく、Amazonフレッシュなどの通販を午前中に受け取るようにしているのですが、そうすると夜、比較的時間を作れるので、勉強会や予定を入れられて助かっています。

もちろん仕事が忙しくて詰めたい場合は、午前中から会社に来ますし、家の事情で出勤が難しいときは、申請してフルリモートを利用しています。どちらかを無理に優先してストレスが溜まるといったことがなくて助かってます。

ちなみに休日はサバゲーに行ったり、ロードバイクに乗ったりしています。サバゲーは東峰さんに誘ってもらったのをきっかけに、見事にハマってしまいました(笑)。

──装備も揃えたという話は聞いてます(笑)。ちゃんとオンオフのバランスを取って仕事されていますね。そろそろ最後になりますので、今後の抱負を教えてください。

中根:「とにかくサービスをよくするためにデザインしていくぞ」っていう、抱負というか頑張る気持ちで取り組んでいきます! この記事を読んでいるみなさま、これからもQiita、Qiita Teamをお願いします。

──ありがとうございました。今後、機会があれば、Qiita Teamで取り組んでいるデザインについて詳しい話を聞いてみたいと思いました。お時間があればまたお願いします。

 

取材/文:Qiita Zine編集部
撮影:松木雄一


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